CD SPURMACIDAL TENDENCIES| BLAQUE SPURM

Blaque Spurmによる幻の名盤『Spurmacidal Tendencies』が90's TAPESに登場! Blaque Spurmは、Bobby “BeFyne” Humbertが1993年にThe Funk Familyとして所属していたPoetic Groove Recordsとの契約を終え、新たなクルー名を模索していたときに誕生した。 ある日、BeFyneは兄弟であるBorne "Baby Chill" Humbert(RIP)のアルバム『Wake Up Call』のレコーディングに参加していた。その中の「Black Sperm」という楽曲にフィーチャーされることになり、そのタイトルを聞いたとき、「これはグループ名にしたらヤバい」と直感し、Blaque Spurmが誕生した。綴りを変更することでストレートな印象を和らげ、自らロゴデザインを手がけた。最初に描いたロゴは、頭が「B」、尾が「S」の形をした精子のデザインだったという。そして、プロデューサーAnthony "Tony D" Depula(RIP)とともに、この新たなコンセプトを軸にしたアルバム制作に取り掛かり、「Bend-A-Hoe」や「Awh Fuck It」といった強烈な楽曲を生み出していった。 その後、BeFyneは新たなメンバーとしてPhilly出身のPapa Doc、Queens出身のJ-Napという実力派MCを迎え入れた。また、当時Houstonのアンダーグラウンド・シーンを代表するプロデューサーであったProdigy、Grizz、Itcheを制作に起用。Tony Dのメロディアスなサウンドとの融合により、アルバムの音楽性はさらに研ぎ澄まされていった。 そんな中、Def American(後のAmerican Recordings)でA&Rを務めていたDan CharnasがThe Funk FamilyやBlaque Spurmの楽曲をRick Rubinに聴かせたところ、彼はそのサウンドに衝撃を受けたという。グループ名を伝えた瞬間、「それはすごい」と驚愕し、即座に契約が決定。BeFyneはL.A.へと渡り、Rick Rubinとのミーティングに臨むこととなった。こうして、1994年にアルバム『Spurmacidal Tendencies』をレコーディングした。